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10月31日(金)
今年の田植えで試験的に植えた山田錦の稲を刈り取りました。地元の農家と協力し合って酒米作りを始めた頃にも、山田錦の栽培にチャレンジしたことがあったのですが、そのときは散々でした。今回は、高畠町で昨年山田錦の栽培に成功した、菊地良一さんの協力もあり、植えた数は来年の種籾程度のものですがある程度の成果が得られました。夢の種が実った感じがしました。
夕方には、山形市の「千歳館」で、山形県酒造組合が主催する「日本酒学校」の2期生OB会が行われ、私もそれに参加しました。日本酒学校は、日本酒について深く知ることができる勉強会でもあり、1年間通じて6回の講座で、蔵元も尋ねながら酒づくりやきき酒についても学べる楽しい会です。それに1年間参加した方々の集まりですから、日本酒談義に花が咲きました。
| 今日刈り取った、試験田栽培の山田錦です。今の時期は霜が降りるほど気温が下がるため、やむ終えなく刈り取りましたが、以前に試したときよりも実が入りました。 |
日本酒学校2期生のOB会での乾杯風景です。日本酒以外の酒は皆無で、用意した県産酒すべてを大変美味しく頂きました。 |
10月30日(木)
山形県酒造会館にて、来年3月に行う予定の山形県酒造組合の新しい企画の検討を進めました。従来の山形県の鑑評会をベースにし、一般の方に日本酒をもっと知っていただくこうという活動の一環です。今月14日に行った会議の続きで、実行のためにもう少し具体的な部分をすこしずつ決めていきました。
10月29日(水)
お得意先である酒類卸のリョーショクリカーから、相談役の平山さんが当蔵にお見えになりました。昨年もこの時期にお見えになり、酒類業界の様々な動向をお知らせくださり非常に勉強になります。酒販店の実質自由化の時代を迎えて2ヶ月が経とうとしてますが、酒販店同士の厳しい競争の中、当蔵もどのようにして提案していくか思案のしどころです。
10月28日(火)
お得意様である農協関係の取引先組合にあたる山形県経友クラブの総会に出席しました。特別講演として、山形市で薬剤師をなさっている鈴木貞子さんの講演がありました。身の回りの身近なものが私たちの健康に大きくかかわっており、わずかな環境の違いでも長期にわたれば大きな差になることを実例で示していただきました。食にたずさわる者として考えさせられることが多くありました。
10月27日(月)
地元高畠町のスナック欅(けやき)にて行われた、高畠町商工会が企画する地域振興券の立ち上げを記念する懇親会に参加しました。地域活性化活動の一環として、また、地域振興券のモデル地区のひとつとして高畠町が取り上げられ、11月から稼動することになっています。
10月26日(日)
長谷川酒店酒の会2日目です。ホテルイースト21のイーストホールにて、蔵元自慢のお酒と料理を楽しみました。米鶴酒造からは今年1月に仕込んだ鑑評会向けの残り少ない大吟醸をお持ちしました。また、各テーブルには長谷川酒店の自慢の品揃えの中から選りすぐりが並びました。長谷川酒店のお酒は食事と共に楽しめる飽きのこないタイプが中心で、私も大変勉強になりました。
お客様ともお酒の話から蔵の話まで多種多彩な話をすることができました。ありがとうございました。
| 会場内の山形酒ブースに立つ当蔵杜氏の須貝です。実は21日からずっと東京滞在でしたが、お客様に囲まれて最終日も元気一杯でした。 |
10月25日(土)
東京都の長谷川酒店が主催するお酒の会が、ホテルイースト21にて、2日間で大々的に開催されました。今日は市販されている日本酒を酒販店から買い集めたもの320点のきき酒会です。審査員11名の評価、農大生28名の評価、蔵元、小売店、一般消費者の評価も、それぞれ集計して上位のお酒を後々発表するとのことです。
今日のうちに審査員評価と農大生評価を集計しました。米鶴杜氏の須貝は昨年に引き続き審査員として、私は集計作業員として共にかかわりました。
| きき酒会場は広くて天井も高く、酒の香りがこもらないためか、気持ちよくきき酒を楽しむことができました。 |
10月24日(金)
今日は米鶴酒造の今年度初めての初添えの日です。初めての初添えの日には、松尾様(お酒の神様)にお参りして、今年の酒造りが無事進むように、そして良い酒ができるように祈願します。
10月23日(木)
山形県工業技術センターで開催された、山形県内の清酒醸造技術者の集まりである山形県研醸会による学習会に参加しました。午前中は研醸会内の研究班による研究成果が発表され、午後は今年の米の動向と県内蔵元の酒づくりについて発表されました。
研究班の研究は、清酒酵母に関するもの、米に関するもの、商品に関するものが行われており、県内の地酒蔵が力を合わせて体系的な研究を継続していることが、山形酒の技術力の源でもあります。
| 研醸会の米に関する研究班の発表は、当蔵の志賀が行いました。 |
10月22日(水)
宮城県仙台市の仙台国際ホテルにて開催された、「蔵tanbo〜みちのく・日本酒を楽しむ会」に、蔵元として参加しました。約300名のお客様をお迎えし、東北の蔵元28蔵90種の地酒と料理でおもてなししました。今回の28蔵は、入手困難ではないものの確かな品質のお酒を常に提供し続けることができる蔵元が集まったこともあり、東北ではおなじみの蔵元でしたが、お客様はその実力を改めて存分に味わうことができたご様子でした。私も蔵元のお話をたくさんすることができて楽しく過ごさせていただきました。ありがとうございます。
| 今回お持ちした米鶴は、米鶴大吟醸巨匠、米鶴F-1、米鶴純米大吟醸亀粋、限定商品の米鶴米の力亀酔の4種でした。ブース担当は会場でも一番の巨漢だった当蔵営業の伊藤です。 |
10月21日(火)
夕方、メルマガ編集委員会を高畠町の「いけだ」で開催しました。本当は来月このお店をご紹介する予定でしたが、現在リハビリ中で、あまりお店を開ける時間が多くないということで、ご紹介は次回以降に持ち越しとなってしまいました。当蔵のお酒の種類が豊富ですので、かならず御紹介します。
| この季節の山形県はイモ煮が旬ですが、地元の人間は食べなれていることもあって、今日はかも鍋をおいしくいただきました。これからの季節にいいですね。 |
10月20日(月)
当蔵では毎年10月から4ヶ月間で、合計720mlビン8本の吟醸酒が楽しめる「吟醸酒頒布会」を実施しています。(トップページで紹介していたものです。)蔵ではその出荷作業でおおわらわでした。
米鶴は9月決算で、10月から新年度が始まります。最近の私の仕事は、今年度どんなことをするか考えることなのですが、なかなか難航しています。
10月17日(金)
外部からの要求で、当蔵紹介文の提出依頼、商品の見積もり依頼などに対応していました。
米鶴の今年の仕込みは来週から始まりますが、米を扱う作業は既に始まっています。米鶴の精米機はフル稼働中ですし、清酒酵母を育てる酒母づくりのための蒸米と麹(こうじ)作業は日常の作業として行っています。
10月16日(木)
日本酒ジャーナリズムの第一人者であり、NPO吟醸酒研究機構の代表でもある、篠田次郎先生から、「幻の日本酒を飲む会ニュース」を定期的に配信していただいているのですが、その10月号の内容は、若い世代への技術移転に関するお話でした。
以前にこういうことがあったそうです。きき酒能力では抜群といわれる蔵元にある吟醸酒を飲ませました。彼はその酒をきいて「これは杜氏が造った酒ではない」と評しました。品質が劣っているという意味ではなかったのですが、事実その酒は研究機関の技術者が醸したモノだったというのです。彼の言葉は「いい酒なんだが、杜氏の汗が感じられなかった。」
現代の酒づくりがある程度マニュアル化されており、その通りに作ればある水準を越えた品質を作ることが可能である。しかし、さらなる創意工夫は、マニュアル化されるまでの試行錯誤の過程を理解して生まれるものである。若い世代への技術移転もマニュアルの枠を超えた創意が発揮されるまでになってこそ完成される、とのまとめでした。
「杜氏の汗が感じられなかった」と評した彼もさすがですが、やはり「酒は正直なもの」ということなのでしょう。考えさせられることの多い記事でした。
10月15日(水)
山形市内の中央郵便局で行われた、電子商取引での決済方法に関する説明会に参加しました。私もたまにネット通販を利用することがありますが、消費者の立場からみれば、利便性、個人情報保護について気になるところです。商圏を広げるほど、代金回収の方法についてきちんとしておかなければならないので、今回の説明会は非常に参考になりました。
10月14日(火)
山形県酒造組合にて、山形県で行われる春の鑑評会を一般のお客様にももっと楽しんでいただけるような企画にしようという打ち合わせを行いました。鑑評会には、蔵元が技術の粋を集めて醸しだした渾身のお酒が、鑑評会審査にはたくさん集まるわけです。それらのほとんどは非売品ですので、日本酒好きの方は一度はそんな酒を存分に楽しんでみたいと思いませんか?まだ話し合いを始めたばかりで手探り状態で検討しています。請うご期待!
10月12日(日)
静岡県のうきたむ会員店である久保山酒店の3代目店主、久保山貴由さんの結婚式に全国各地から蔵元が駆けつけました。久保山さんと泉さんは、久保山さんが配送する得意先で働いていたところからのお付き合いで、久保山さんだけでなく泉さんもお酒に精通しているとのことで、私はこれからも大きな期待を抱いています。今後ともよろしくお願いします。
| 静岡の久保山酒店3代目、久保山貴由さんと泉さんの、結婚後の最初の共同作業のシーンです。お幸せに、これからもよろしくお願いします。 |
10月11日(土)
日本酒業界を応援するNPO法人である吟醸酒研究機構が、日本酒の「吟醸酒」に関して目覚しい活躍をした方を選出する「吟功績賞」の表彰式が、東京医科歯科大学構内の「グリル峰」にて行われました。今回受賞の6名の中に、米鶴酒造も所属する「純粋日本酒協会」も選出されました。純粋日本酒協会は発足30年を向かえましたが、その間の日本酒の普及活動が表彰された形です。
その他、若い造り手として、岩手県の銘柄「南部美人」の顔である久慈浩介さん、広島の銘柄「華鳩」の杜氏を務める藤田忠さんの2名、ハワイで全米日本酒歓評会を開催する中心人物であるクリス・ピアースさんらが表彰されました。おめでとうございます。
| 受賞の喜びを笑顔で表現する南部美人の久慈浩介さん(右)です。左は吟醸酒研究機構の立役者である篠田次郎先生です。 | 純粋日本酒協会の代表として、総務幹事を務める、銘柄「窓の梅」の醸造元である古賀醸治社長(右)が受け取りました。中央はプレゼンたーをつとめた漫画家の高瀬斉先生です。 |
授賞式後の懇親会には米鶴の純米大吟醸「自然流(じねんりゅう)」も並びました。懇親会に参加された方からも好評を得ました。 |
10月10日(金)
午後に部課長会議があり、これからの方針について議論しました。あまり書けることは多くないのですが、もっと現場を見つめなおして、問題点を探し出してそれへの対策を打ち出し、実行に移して成果をチェックするという一連のサイクルの徹底を確認しました。
製造業で極めるべき点は、「品質不良を0にする」「製造のリードタイムを0にする」「人手が必要な点数を少なくする」「設備投資金額を少なくする、必要なものは自分で作る」ということらしいので、このような観点から気づく目を養いたいです。
10月9日(木)
11月21日に、私の母校である山形県立山形東高等学校の、東京同窓会が行われます。そのことについて、当蔵で打ち合わせを行いました。当日は当蔵の多種多彩なお酒が楽しめる会になりそうでわくわくしています。
そのほかにもいくつかの打ち合わせをこなし、宿題をこなしていました。
10月8日(水)
昨日に引き続き、清酒製造技術課程研修です。本日は、銀座で「夢酒みずき」の経営に携わっている酒ソムリエの森隆氏、酒類業界の流通に精通している(株)大島の大嶋幸治社長、広島市で独自の酒販経営をなさっている山田淳二氏のお話でした。
| 森隆さん(左)と、昨日の講師で会った君嶋さん。森さんは、焼酎市場の動向について、消費者と直に接している完成でお話されました。 | 大嶋社長からは、酒類の流通に関する情報を中心に、今後の醸造元の振舞い方についても言及されていました。 |
山田さんからは、お店を継いでからの15年間のお話もされていました。もともと損保会社で働いていた方で、業界の様々な情報を教えていただきました。 |
10月7日(火)
午前中は大阪からの移動で、午後から山形県工業技術センターで8月から6日間で勉強する「清酒製造技術」課程研修の5日目に参加しました。今日の講義は酒販店の方をお招きして販売の現場を知るということで、(株)横浜君嶋屋の君嶋哲至社長、依田酒店の依田浩毅社長のお話をお聞きしました。お二人とも、「料理と酒」が切り離せないものであることを土台に話を展開されていました。また、自分の扱っている商品に責任と自信を持ってとことん自慢して相手に良さを知ってもらおうとする姿が非常に印象的でした。
| 横浜君嶋屋の君嶋社長。食に対するこだわりからさまざまな分野でご活躍されております。私は君嶋屋主催の酒の会でもお世話になっています。 |
依田酒店の依田社長。同じ酒でも楽しみの切り口を変えることで楽しみ方が無限に広がることを、様々な事例で語って下さいました。 |
10月6日(月)
午前中、名古屋の新進気鋭、「醸し人九平次」醸造元の萬乗醸造を訪問しました。佐藤彰洋杜氏から蔵のご案内をしていただきました。蔵の清掃が行き届き、仕込から出荷までの徹底した温度管理に 感服しました。
午後からは大阪のホテル阪急インターナショナルで、日本吟醸酒協会主催の、「吟醸酒を楽しむ会」が行われました。お客様の声を聞くと、「どこで手に入れられるの?」という意見がとても多く、何とかしたいという思いを強くしました。酒蔵でホームページをきちんと運営しているところもまだ珍しいようで、ホームページの宣伝も大阪でしてきました。このホームページが役に立つことを願います。
| 米鶴ブースの様子です。終わりの時間近くに、「最後に一番お気に入りのところを味わって帰ります」というお客様が多数寄ってくださったのに感激しました。 |
10月5日(日)
米鶴酒造では、びん詰め工場の裏の田んぼで、一般のお客様と稲刈りをして収穫を祝う「秋の収穫祭」を開催しました。また、一方で、各務原市、名古屋市で、米鶴酒造も参加する酒の会が開催されました。
私は名古屋市のウェスティンナゴヤキャッスルで開催される「酒の浪漫亭」主催の楽しむ会に、蔵元として参加しました。30を超える蔵元の参加で会場も大いに盛り上がりました。名古屋方面ではまだまだ知名度の低い米鶴酒造・うきたむではありますが、「印象に残る酒だ」と評してくださるお客様も多く、大変励みになりました。ありがとうございます。
| 今回お持ちした酒は、左からうきたむ純米吟醸、純米大吟醸亀粋、 うきたむ大吟醸の3品です。 |
会場には300名ものお客様をお呼びしました。お客様とは、来年の再会をお約束しました。 |
10月3日(金)
午後、山形県酒造組合会館で、台湾、香港への輸出に関する勉強会を行いました。JETROから協力を受けて、酒業界で目覚しいご活躍をされている松崎晴雄氏による台湾および香港への視察報告が行われました。両国ともに共通のこととして、今後日本酒、しかも価値の高い良質のものを売っていくには、海外在住の日本人による消費に頼らず、現地の方による消費を誘導する必要があるとのことでした。
| 松崎晴雄氏は、きき酒名人でもあります。 |
10月2日(木)
新しい商品のことで、お得意様と打ち合わせがありました。どんな商品化はある程度決まっているのですが、精米歩合が定まっておらず、お得意様のきき酒により最終決定することになりました。
お得意様がお帰りになった後、お客様に用意したサンプルが残っていたので、成分を隠して3点きき分けることにチャレンジしてみました。結果、まぐれかもしれませんが正解することができたのでほっとしました。
10月1日(水)
米鶴の役員で、いくつかの話し合いを設けました。今後の米鶴の方針を決める重要な会議でしたが、結論がうまくでずに、後日もう一度検討することになりました。
私自身も今後の方針についていろいろ考えてみたのですが、実際に人に説明するにはもう少し内容の整理が必要でした。実際に文章にしたり図にしたりして試行錯誤してみてはいるのですが。