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● 桜桃(おうとう)酒
桜桃−、サクランボ(桜ん坊)です。6月19日は作家太宰治の「桜桃忌」、
死の年の作品に「桜桃」があります。
可憐なサクランボは子供が喜ぶが、高価なのが玉に傷で、滅多に買ってやれない。
桜桃忌には酒場で赤く艶やかなサクランボをコップの酒に沈め、「桜桃」の主人公のように
「子供より親が大事」と呟く。
酒代を子の養育費で削られ、慨嘆している亭主族に勧めたいです。家を忘れる玉箒(酒)に・・・
産地山形県では、可愛らしい桜桃入りのリキュール「さくらんぼのお酒」を
発売しいいるところもあります。
● 鮴(ごり)骨酒
その姿に可憐さは問いません。醜さの裏には、美味が潜んでいます。 金沢名物の鮴、市内を流れる浅野川と犀川でとれます。 丸ごと焼いた体長6〜7センチの鮴を小鉢に並べて、熱燗を注いで飲みます。 「煮て良し、焼いて良し、揚げて良し。酒にしてもまた良し。」
● 鰻(うなぎ)酒
鰻のかば焼きを関西では「まむし」と呼ぶそうですが、このまむしなら、
蛇嫌いの私でも安心して酒に使えます。深い海で孵化した鰻の幼魚は春に川を逆上り、
川や湖沼で成長すると秋にまた海に下って産卵する。夏多くとれ、
俳句歳時記では夏の季語になっていますが、ほとんどが養殖物になった昨今は、
季節感が失せてしまいました。
白焼きの鰻を湯飲みに入るくらいの大きさに切り、熱燗を満たして蓋をして
5、6分置く。ねっとりした鰻の脂と旨みが移り、濃厚な酒になります。
夏痩せ防止に効果抜群です。
天然物や専門店の鰻でなくても、スーパーで買った「お徳用品」で十分です。
豪快にやろうと思えば、かば焼きの大串を丼に入れて、熱燗をたっぷり注ぎます。
● 燗(かん)ロック
杜氏の里・岩手県石鳥谷町の知人に教わりました。いったん燗をつけた酒を
氷塊を入れたグラスに注ぐ、いわば燗酒のオン・ザ・ロックです。
何でも南部杜氏が広めた飲み方だそうですが、熱い酒を急に冷やすせいなのか、
「おやっ」と思うほど軽い味の酒になります。
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